2024年の干支は「甲辰(きのえ・たつ)」、辰年は「出世」や「権力」の年と言われ多くの人が成功や成就を求める一年です。
またこの年には「富や財運、幸運」が訪れるとも言われており期待が高まります。
そこで「甲辰」年の特徴や運勢、そして過ごし方についてご紹介します。
運勢を良くするための「開運アクション」や、注意すべきポイントについてもお伝えします。2024年「甲辰」年が成功と幸運で満ちたものになりますように。
2024年の「甲辰」辰年の特徴
2024年の干支「甲辰」は十二支の中でも特別な位置にあります。
十二支の「辰」は唯一、架空の生き物である龍（竜）を表し、東洋文化では神の使いであり権力や世界の統治の象徴とされています。
辰年は昇り龍のように勢いよく活気に満ちた年で、成長と進展が期待され2024年には「甲」という十干の文字が付き物事の始まりや優越性を象徴します。草木が成長し勢いを増す様子を表す「辰」の文字も含まれすべてが活力にあふれる年とされています。
十二支の中で辰は5番目に位置し、方位は東南東、刻は午前8時を中心とする約2時間、月は旧暦3月、そして陰陽は陽を表します。
「辰」の文字の成り立ちは「蜃（しん、はまぐり）」が原字で、二枚貝が動く様子を示し、物事が動き成長することを象徴しており、中国の伝説や文化では、辰年は成長と活力の象徴であり権力や隆盛と結びついています。
2024年の「甲辰」は十二支と十干の組み合わせによって「成功の芽が成長し、形を整えていく年」と言えるでしょう。
辰年には「強運」や「お金に困らない」といった言い伝えもあり、景気が良くなることが期待されています。
株式相場においても辰巳年には株価が上昇しやすいとされ、戌亥年にできた借金も取り返せるという話もあります。
辰年は十二支の中で唯一の架空の生き物であるため、その特別性からさまざまな伝説や縁起の良さが結びついており、2024年が成長と成功に満ちた年になることを願うことができます。
2024年の干支の「竜・龍」について
「竜」は常用漢字で「龍」は旧字体であり「竜」は「龍」の略字です。
古代中国では重要な神話的存在とされ皇帝の象徴として崇拝されていた。竜は四神の一つで水に住み、嵐や雷雲を呼び起こし竜巻として昇天し飛翔すると伝えられています。
竜の特徴は多彩で「竜に九似あり」と言われ、角は鹿・頭は駱駝・目は鬼・身体は蛇・腹は謎の生物・鱗は鯉・爪は鷹・掌は虎・耳は牛に似ており、長い髭と逆さに生えた逆鱗を持つとされています。
竜は逆鱗に触れられるのを嫌い触れると怒り狂い、触れたものを即座に討つという伝承があります。
竜に関することわざと表現
竜に関することわざと表現には、中国の神話や文化が多く影響を与えています。竜は帝王の象徴であり、その力強さや神秘性から多くの言い伝えが生まれています。竜にまつわることわざや表現には以下のようなものがあります。
- 竜頭蛇尾（りゅうとうだび）
始めは力強いが終わりは振るわないことを指す。頭部は立派であるが終わりに向かうにつれて力が衰える様子を表現している。 - 逆鱗に触れる（げきりんにふれる）
目上の人を怒らせることを意味する表現。竜の逆鱗に触れると激怒し、触れた者を許さないとされる。 - 画竜点睛を欠く（がりょうてんせいをかく）
肝心な部分を欠いていることや、詰めが甘いことを指す表現。 - 登竜門（とうりゅうもん）
竜に昇華するとされる鯉が滝を登る故事から、立身出世の関門を指す。 - 竜の水を得る如し（りゅうのみずをえるごとし）
強者が一層の力を得ることを意味し、竜が水を得て昇天するように、成功者が一段と力強くなる様子を表現。 - 竜の鬚を撫でる（りゅうのひげをなでる）
極めて危険なことを行う際の例え。 - 雲は龍に従い、風は虎に従う（くもはりゅうにしたがい、かぜはとらにしたがう）
優れた指導者には賢明な協力者がつくということわざ。
これらの表現やことわざは、竜が中国文化において帝王や権力、成功を象徴する重要な存在であることを反映しています。
辰年生まれはどんな運勢？
辰年生まれの運勢は干支によって異なります。
辰年は十干十二支の組み合わせによって5つの種類があり、それぞれに独自の言い伝えがあります。
- 甲辰（きのえたつ）：1964年、2024年
- 降竜と言われ、自由気ままで脱線しやすい性格です。自己抑制と勤勉さが成功への鍵です。
- 丙辰（ひのえたつ）：1916年、1976年
- 伏竜または寝竜と呼ばれ、大運を逃しやすい傾向があります。しかし、地道な努力が成功への道を開きます。
- 戊辰（つちのえたつ）：1928年、1988年
- 出世竜または天竜とされ、天運に恵まれています。他人との調和や謙虚さが必要です。
- 庚辰（かのえたつ）：1940年、2000年
- 昇竜と呼ばれ、上昇志向が強いですが、過度の勢いで他人との調和を欠くことがあるため注意が必要です。
- 壬辰（みずのえたつ）：1952年、2012年
- 隠竜とされ、天才的な才能を持ちながら人目につかないことが多いです。幸運と知識を活かす機会を見逃さないように心掛けましょう。
これらの辰年の運勢や性格は一般的な傾向であり、個人差があることを忘れずに、自己成長と調和を大切にしましょう。
辰年の守護石
辰年の守護石としてガーネットが知られています。この美しい宝石は努力を実りに変え、一途な愛を支えるとされています。
ガーネットは未来への目標に向かって情熱と熱意を燃やす人々の力強い味方とされており、その赤い輝きは、目指すものへの情熱を高め、達成への努力を励ましてくれるでしょう。
さらにガーネットは一途な愛を象徴し、愛する人との絆を強化する役割を果たします。
辰年生まれの人々にとってガーネットは、一途な愛情や信頼を大切にし大切な人との絆を深めるための心強いサポートとなるでしょう。
2024年はどんな年？
2024年は陰陽五行に基づいて特有のエネルギーを持つ年とされており、前年の卯年とは異なり甲辰年はきらめくダイナミックな年になります。
2024年は学習意欲が高まり、創造的で美的な分野に新たな好奇心や情熱が芽生え、自己への自信も増し、活気にあふれた時期となります。
重要なのは過去の懐古的な記憶や現実から逸脱した幻想に固執することを避け、積極的な行動に焦点を当て、新しい挑戦や冒険に対する意欲を忘れず、計画や目標に向かって迅速に行動することが成功への近道となります。
また短気になる傾向があるため先延ばしやためらいに立ち向かうことが大切です。現在と未来に焦点を当て、過去に固執しないことが成功へのカギとなります。
最終的に、努力を続けることで甲辰年の持つ寛大さや豊かさを引き寄せ、充実した一年となるでしょう。
辰年の過ごし方・開運アクション
2024年の干支である辰年は水脈と関連がありますが、開運アクションとして水が流れる場所への訪問をおすすめします。
滝や噴水のある公園・川のほとりなど、水の存在が感じられる場所でデートやお出かけを楽しむと良いでしょう。
水は清らかでリフレッシュ効果があり心のモヤモヤを晴らすのに役立ち、新たな気分転換やストレス解消に水辺の場所が適していることから積極的に訪れてみてください。
辰年の過ごし方や開運アクションはさまざまです。以下にいくつかのアイデアを挙げてみましょう：
- 旅行と冒険
辰年は新しい挑戦を歓迎する年です。新しい場所に旅行し異文化を体験することで、自己成長や幸運を引き寄せることができます。 - 水の活用
辰年の特徴である水を意識的に活用しましょう。水泳や水のスポーツ・温泉でリラックスするなど水とのふれあいを大切にしましょう。 - 新しいスキルの習得
新しいことに挑戦しスキルを磨くことで成長の機会が広がります。新しい趣味やスポーツ・語学などを学びましょう。 - 寄付やボランティア
辰年は寛大さと豊かさを象徴します。他人の助けになるボランティア活動や寄付を通じて幸運を分かち合いましょう。 - 清掃と整理
物事を整理し不要なものを捨てることで、気持ちも整理され新しいエネルギーを取り入れやすくなります。 - 自然との調和
自然と調和する時間を持つことが大切です。森林浴やガーデニングなど自然に触れることで心身のバランスを整えましょう。 - 人間関係の構築
辰年は人間関係の年でもあります。新しい友人を作ったり旧知の友人との絆を深める機会を大切にしましょう。 - 目標設定
明確な目標を設定し計画を立てることで成功への道が開けるでしょう。頑張って目標に向かって努力しましょう。
これらは一部のアイデアですが、辰年を有意義に過ごすための方法として取り入れてみてください。
自身の目標や価値観に合った方法を見つけ積極的に行動しましょう。
